vol.02
会社やグループ全体を動かせるような優秀な経理マンになりたい

地味な仕事だけではなく、経営にも影響を与えるのが経理の仕事
大きく分けて3つの業務を担当しています。 1つは貴重品の管理です。現金と預金の残高や出金予定から、資金不足に陥らないかをチェックし、銀行からの借入を行います。現預金以外でも、小切手等の換金できる貴重品の出し入れや金庫への保管、銀行に持ち込んでの換金などを行います。2つ目が出金の管理です。会社が活動するには必ずお金が掛かります。社員の出張の精算や他社から買う材料の仕入、国に収める税金など、会社が支払うべき金銭を滞りなく支払えるように、社内の各所から請求書や伝票を集めて出金の手配をしています。支払いの約束を反故しては信用が損なわれ、会社の活動に支障をきたします。一見地味ですが、会社が活動するためには、とても重要な仕事です。3つ目が決算です。一般に経理の仕事としてイメージするような、会計システムを使って、会社の活動を数値で表す仕事です。経理が計算した数字は経営陣の判断材料となり、外部にも発表される重要な指標のため、完成したときの達成感もひときわ大きいです。決算は本社経理部や工場経理の入力した会計処理との合作ですので、不都合が起きないように日常的に連絡を取り合いながら業務を行っています。
入社5ヶ月で経験した社内システムの導入
私が入社して5ヶ月目に全社で使用する会計システムを新システムへ更新した時が一番大変でした。業務システムの移行時は新しいシステムの機能や操作方法を習得しなければなりませんし、その上で新しい業務フローを構築する必要があり、非常に苦労しました。私は大学時代に会計を専攻したわけでもなく、まだまだ会計知識が不足していました。初めの内は、ただただ更新前のシステムで行っていた会計処理を再現するだけでしたが、何度も情報システム部門やシステムエンジニアと打合せをさせてもらい、システムの動作を頭に叩き込みました。そして新システムに適合した支払フローを構築できた頃には、システムの知識と会計知識の両面に以前よりもはるかに習熟していました。その時に得た会計やシステムの知識が今も活きており、今行っている消費税増税への改修でも、システムの動作を理解した上で積極的にフローの提案を行えています。