vol.06
チームでの課題解決は自身の成長につながる
量産プロセスを支えるための接着剤評価と治具設計
所属部署では、モーターコア量産技術であるFASTEC Systemの一部として、接着積層プロセスの開発業務に携わっています。私は主に、接着剤の評価実験とそれに用いる治具の設計を担当しています。2D・3D CAD ソフトでレイアウト設計や治具設計を行っており、接着剤を使った実験では、モーターの部品に使用される接着剤が熱にどれくらい強く、しっかりくっついているかを調べています。治具は、そういった実験・検証を有効にするうえで重要で、量産工程が安定して進むよう、工程上の課題を整理し、改善に向けた治具検討にも取り組んでいます。製品設計ではありませんが、量産プロセス全体を支える業務の一部を担当しています。
困難を乗り越えるチームワークと成長
仕事では、思った通りに物事がうまく進んだ時にうれしさややりがいを感じます。自分が担当した業務が順調に進み、上司や先輩から評価してもらえた時は、やはり大きな励みになります。一方で、計画通りにいかなかった時にも、別のやりがいを感じています。治具を作ったものの、うまくいかないことがあった際は、上司や先輩と一緒になぜうまくいかないかを考え、改善することで乗り越えました。上司や先輩が応援し、一緒に改善点を考える中で課題を乗り越え、次のステップが見えた時には、より強いやりがいと自身の成長を実感します。だからこそ、困った時は一人で悩まずに、上司や先輩に相談するようにしています。それが問題が早く解決するだけでなく、設計に時間をかけすぎずにスムーズに仕事を進めるための大切なポイントだと感じています。
何でも相談できる「第二の家族」のような温かい環境
現在の職場や部署は、母国ではなく日本で初めて社会人として働く私にとって、職場や部署というよりも「第二の家族」のように感じられます。外国人である私に対しても、上司や先輩、仕事仲間の皆さんが温かく接してくださり、業務で分からない点があれば、丁寧に説明や指導をしてもらえ、技術的な相談もしやすい環境です。まだモノの設計だけに注力しがちですが、加工上の問題まで考えたアドバイスをもらっています。設計は厳しさだけでなく、加工の可否、設備や精度、工程の段取りまで考える必要があると教えてもらいました。また、業務上の悩みだけでなく、 生活面で困ったことや悩みについても率直に相談でき、異文化・異国の環境であっても安心して働ける、とても良い雰囲気の職場だと感じています。
異文化での適応と専門用語の習得
大学で専門的な知識を学んできましたが、実際の仕事では異なる点も多く、職場の雰囲気や仕事の進め方に慣れるまで時間がかかりました。特に私は外国人として異文化・異国の環境で働くことになり、日本語や日本独自の働き方に慣れることが大変でした。会議の場では、技術的な専門用語や業務用語が多く使われ、理解するまで苦労しました。また、設計図面のルールや業務の進め方、報連相など、社会人として求められる基本的な部分も一つ一つ学んでいく必要がありました。この状況を改善するため、会議でわからない専門用語が出てくるたびに、すぐにパソコンで調べ、日本語と英語で単語帳のようにメモにまとめました。そうすることで、入社から半年ほどで会議の内容が理解できるようになりました。
知識と経験を積み重ねて、自分なりの強みを見つけたい
現時点では明確な将来像が定まっているわけではありませんが、まずは現在担当している業務を確実に理解し、一つ一つの仕事を丁寧に積み重ねていきたいと考えています。日本語については、日本語能力試験JLPT N1に合格したことを機に、今後はBJTビジネス日本語能力テストでビジネスレベルを目指し、実務でより円滑なコミュニケーションが取れるよう努力していきたいです。また、業務面では現在の担当業務を基盤としながら、業務の幅を少しずつ広げ、モーターコア金型分野における技術や専門知識、設計やプロセス開発に関する理解を深めていきたいと考えています。業務を通じて日本語を習得した経験も生かしつつ、知識と経験を積み重ねながら、自分なりの強みを見つけていきたいです。